川崎Fが優勝する可能性を考えてみた
こんにちは、白狐です。
普段はtoto予想をしていますが、今日も別記事を作ってみました。
この記事では1つのチームをフォーカスし、数字を使って分析を行う趣味記事です。
第2弾として注目したチームは「川崎フロンターレ」です。
それでは参りましょう。
1.記事の目的
リーグ戦も中盤になり、過去3シーズン優勝争いの筆頭にいた川崎フロンターレ(以下川崎F)が苦戦を強いられています。
今でこそリーグ順位6位まで上がってきましたが一時は15位まで順位を落としていました。今までとは何かが違う川崎F。
この記事では今川崎Fに何が起こっているのか考察することで今シーズンの優勝の可能性と最終順位を予想していきたいと思います。
2.成績から川崎Fの現状を考える
年度 | 順位 | 勝ち 点 | 試合 数 | 勝 ち | 分 け | 負 け | 得 点 | 失 点 | 得 失 点 | 平均 得点 | 平均 失点 | 平均勝 ち点 |
2022 | 2 | 66 | 34 | 20 | 6 | 8 | 65 | 42 | 23 | 1.91 | 1.24 | 1.94 |
2021 | 1 | 92 | 38 | 28 | 8 | 2 | 81 | 28 | 53 | 2.13 | 0.74 | 2.42 |
2020 | 1 | 83 | 34 | 26 | 5 | 3 | 88 | 31 | 57 | 2.59 | 0.91 | 2.44 |
こちらは過去3年間のチーム成績一覧です。
圧倒的な攻撃力で相手をねじ伏せていたイメージがあったのですが、これを見ると少しずつ得点力が低くなって、失点数が大きくなっていることがわかります。チームの変化は少しずつ始まっていたのかもしれません。
年度 | 順位 | 勝ち点 | 試合数 | 勝ち | 分け | 負け | 得点 | 失点 | 得 失点 | 平均得点 | 平均失点 | 平均勝ち点 |
2023 | 6 | 18 | 12 | 5 | 3 | 4 | 15 | 14 | 7 | 1.25 | 1.17 | 1.50 |
こちらが現在(12節まで)の成績一覧。優勝争いをしていた昨シーズンまでと比べる得点力・守備力とパフォーマンスが低下しているのがわかります。
原因について攻撃面と守備面を平均得点・平均失点から考えてみましょう。
3.平均得点から考える攻撃力の変化
23シーズン川崎Fの1試合当たりの平均得点が1.25となっています。
昨年の平均得点が1.91なので0.66も減少しています。ここの減少について考えてみましょう。
LW | CF | RW | ||
OH | OH | |||
DH | ||||
LSB | CB | CB | RSB | |
GK |
こちらが川崎Fの基本フォーメーション。
昨年と今期で基本フォーメーションの変更はないです。
ポジション | 得点 | アシスト | ポジション | 得点 | アシスト | |
CF | 18 | CF | 3 | |||
LW | 12 | 6 | ⇒ | LW | ||
OH | 9 | OH | 4 | 1 | ||
RW | 12 | 5 | RW | 2 | 4 |
次にこちらの表ですが、こちらはポジションごとのチーム内の得点・アシスト数(上位3位まで統計)したものです。※現在は12節までの結果
ここからポジション関係なくチーム全体の得点力が下がっていることがわかります。
特にCFの得点力とLWの得点力・アシスト力の低下が大きいですね。
原因はなんといっても主力組が相次いで離脱していることです。
具体的に…
・MVP・得点王レアンドロ・ダミアン(CF)⇒昨年の8月のケガの影響でここまで2試合出場にとどまっている。
・知念選手(CF)⇒鹿島へ移籍
・マルシーニョ(LW)⇒3月にケガ。2カ月以上離脱
となっています。
レンタル復帰した宮代選手(CF)や脇坂選手・瀬川選手のOH陣の奮闘もありますが、離脱した選手たちが強力すぎて昨年ほどの得点力を回復できなていないのが現状です。
「相次ぐ選手の主力選手の離脱」
これが今季の川崎F得点力低下の一番の要因です。
4.平均失点から見る川崎Fの守備力
次に守備力を考えてみましょう。今シーズンの1試合当たり失点数は1.24。昨シーズンが1.17だったので大きな変化はないように感じます。しかし、その失点状況を考えてみるとある変化がみられます。
年度 | PK | セットプレー | クロス | 中央突破 | こぼれ球 |
2023 | 0.0% | 21.4% | 14.3% | 57.1% | 0.0% |
2022 | 4.8% | 19.0% | 28.6% | 33.3% | 11.9% |
こちらは昨年と今期の失点状況の割合です。
昨年と比べ、こぼれ球からの失点・サイド攻撃からの失点が減少していることがわかります。しかし一方で中央突破からの失点が極端に多くなってきていることがわかります。
要因を考えてみる「CBのスタメン変更の影響」が考えられます。
具体的には…
昨年主なスタメン 今年主なスタメン
・谷口選手(アル・ラーセンSCへ移籍)⇒・大南選手(柏から加入)
・山村選手(3月にケガ) ⇒・高井選手
といった変化がありました。
「選手が変わった影響によるプレースタイルの変化が失点割合の変化に影響した」
と考えます。
5.川崎Fの優勝の可能性
以上の攻撃面、守備面の考察から川崎Fは
・攻撃面では、けが人や放出による昨年までの主力選手が離脱している。影響で得点力が大きく低下した
・守備陣では、スタメン変更はあったが昨年並みの守備力はある。しかし、優勝した2年前ほどの守備力の回復には至っていない。
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よって、
「川崎Fの優勝の可能性は極めて低い」
最終順位は7位から10位あたりになるのでは?
と結論付けました。
6.まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事でサッカーチームによってけが人の影響がここまで成績に影響するのかと驚きました。今戦っている選手たちは、サポーターからの期待とプレッシャーも感じながら試合に出ているので精神的な負担も相当なものでしょう…特に宮代選手は状況的に川崎に復帰してすぐにレアンドロダミアン選手ほどの得点力を期待されていると予想されます。あまりにも酷な話ですよね…
今回の記事を作成し、個人的に川崎Fをとても応援したくなりました。前回記事の横浜FMもそうですが、記事を書くごとに好きなチームが増えていっています。がんばれ!川崎F!!
では、次回の記事もお楽しみに~
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